金坂直仁理事に「福祉功労者表彰」が授与される
【今回の記事は、パソ工房所属の仲間・ペンネーム:混むがお伝えします】わらしべの里金坂直仁理事が長年の障がい福祉施設の施設長や理事長としての取り組みを評価され、栃木市社会福祉協議会より、「福祉功労者表彰」を受けました。本来であれば、社会福祉協議会主催の表彰式が開催される予定でしたがコロナ渦により中止になったため、3月19日に行われた定期理事会開会前に大橋誠理事長から表彰状が授与されました。
堀の内地区に根付いたわらしべの里での取り組みを評価
金坂直仁前理事長は在宅障害者支援活動として、栃木市大宮町堀の内地区に“障害者福祉作業所”の運営を行うため、昭和55年(1980年)4月に『財団法人わらしべの里』を創設しました。法人運営に忙しいなかでも時間を見つけて事務室から出てこられ、作業室で仲間たちの隣に座り、一緒にボールペン組み立て作業など取り組まれていた姿が印象に残っています。
金坂直仁前理事長が堀の内地区の自治会長に就任されたのは、平成15年(2003年)でした。「地域と支えあっての福祉。地域の皆様にもわらしべの里を使ってもらおう」と始めたのが「堀の内自治会 敬老会」に会場の提供や栃木市立東陽中学校廃品回収への協力でした。いまは、地域のごみ拾いと形を変えていますが、仲間が取り組めることとして自治会草むしり活動への協力をしていました。そんな取り組みの積み重ねが認められ今回の授与となりました。
トイレの同性介助に感謝しています
私事になりますが、私の母が、栃木県立若草養護学校の保護者とともにわらしべの家を訪れたのは昭和60年(1985年)のことでした。そのときに「たとえ重度の身体障害者でも、これからの時代はワープロを使った入力作業で、お金を稼ぐ時代だよ」とおっしゃられた言葉が印象に残っているそうです。私は、トイレをひとりでできません。人の手を借ります。平成8年(1996年)からわらしべの家に通い始めて1年、「わらしべの里通信」の編集作業を楽しみ、昼休み前に母の介助でトイレをすませていました。そんな環境を改善しようと男性職員の募集をしてくださいました。それから、仕事に必要なものをそろえていただきましたが、トイレにおける同性介助の配慮は一生忘れません。ありがとうございました。
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